2017年8月、真夏の炎天下の中で始まった我が家のいえづくり。
地から湧き出るように鳴いていた虫の声が聞こえなくなり、
真っ赤に色づいていた愛宕山もすっかり枯れ果てて。
約4ヶ月間にわたり大工さんとともに、たくさんの汗をかきながら、
自分たちでつくりあげてきたおうちが!
何とか住める状態まで(笑)完成いたしました。
日本のもの、異国のもの、細部までこだわって集めてきたパーツたち。
時には左官、時には塗装。
素人ながら果敢に挑戦してきた様々な材料が
創り出すちょっと不器用な表情や質感を、どうぞご覧ください。
イギリスからの輸入ドアでお出迎えの2階へ上がる玄関。
2階に上がると、ワンフロアの自邸が広がります。
我が家は、幅が5mと奥行きが狭く、どうしても狭く見えがちでしたので、
天井は鉄骨梁をむき出しに、室内に窓も設置して、カウンターキッチンを中心に、部屋同士のつながりが感じられる開放感あるレイアウトにしました。
解体現場から大工さんが拾ってきてくれた窓たち。
南からの日差しが部屋に入り込むとともに、心地良い空気の流れも創り出してくれます。
全面モールテックスで仕上げたお風呂も無事に完成しました。
扉の横で、我が家のメインスター(アメリカのヴィンテージランプ)もしっかりと輝いてます。
そして扉を開けると…!
書斎と寝室が広がります。
ここはリビングとは全く違う世界観で、天井・壁・床全面真っ白な空間を創り出しました。
このベッドは撮影用にBOSSが用意した、どこかのアフリカ民族のベッドで、私はこのベッドには寝てません(笑)
そしてゲストルームの1階。
2階は、ほとんど解体して0から空間を作り直しましたが、1階は仕上げだけを変えて、元の和室の雰囲気を残しました。
あの樽もしっかり浴室の中に納まりました(笑)
こちらのゲストルームは、家族や友達だけでなく、民泊として山梨にいらっしゃる方に広くご利用いただきたいと考えております。
一見ちょっと変わったカタチの空き家との出会いから始まった今回のおうちづくり。大工さん、BOSS、手伝ってくださったDIYサポーターの方々。
たくさんの方々と共に、自分たちで創りあげた我が家。
これから何年も(寿命的に20年かな笑)、大切に、丁寧に、私たちらしい暮らしを紡ぎあげていきたいと思います。
そして、まだまだ屋上や店舗、階段など手付かずの場所もたくさんあります。
住みながらも、DIYの旅は続きます…。いつまでも完成しないおうちです(笑)
DIYでおうちづくり佳境に入りました。
大工工事は、2階の壁・天井ボード貼りが終わると、いよいよ床の仕上げがはじまります。
外回りも屋根工事が終わり、只今絶賛防水工事中。
毎日、雨が降らないことを祈る日々でした。
DIYは外周りの鉄部塗装が終えて、
1階の仕上げから入りました
1階のゲストルームは、和室・キッチン・トイレ・風呂からなるレイアウトですが、ほとんど解体せず和のテイストを残したまま、ペンキ・オイル塗装・珪藻土塗りをして仕上げてきました。
そして壁にモルタル塗りも。
色々な材料と向き合い、ずっと『素材の旅』をしてきた気分です。
どこにどんな材料を使っていくのか、そのために下地をどうするのか、様々な材料を調べ選定し、そして使ってきました。
その中でもキッチンのパネルに塗った、デンマークの左官材料『Mortex』!!
これはすごい!驚きの材料!
仕上がりはコンクリートやモルタルに見えるのですが、
下地を選ばず、ボード・パネル、どんな場所にも左官をすることができ、材料の中に樹脂が入っているため、割れずに防水性能もあります。
風呂やキッチン、水場でも自由に気軽に塗ることが可能です。
コストの面もありますが、
リノベーションなのに、DIYなのに、システムキッチンやシステムバスを入れて全く新しい空間をつくることに、抵抗があり、既存の空間をできるだけ生かしたいなと思い、風呂・キッチンはこのMortexを使って仕上げました
そして、DIYには毎日のように会社帰りによって手伝ってくださる数年前にリノベで家づくりをしたリノベ先輩の碓井さん、これからDIYを取り入れながら、実家をリノベーションするお客さん。それから、DIYで長野の方でゲストハウスをつくってみたい方。
「家づくりやDIY」をテーマに悩みを相談したり、一緒に考えたりして、広がっていく輪がとても楽しかったです。
そして、理科大生の皆さん。
SNSを見て大学時代の先輩、あのささきょん先輩が1週間泊まりこみで、手伝いに来てくれました。
10年ぶりの再会もいい思い出となりました♪
誠にありがとうございました。
すっかり今は厚着ですが、この頃はTシャツ。今思えばあっという間でした。
内部の解体や下地ができ始めたら外部足場を設置しました。
外壁の高圧洗浄、屋根工事と、外回りの工事が徐々にはじめるので、まずは、そこに向けて、自分たちで先行的に外部鉄部の錆び取り、錆止め、ファインウレタンの塗装を重点的にしました。
なかなか時間と根気のかかる作業なのですが、強力なDIYサポーターの皆さんのおかげで終わらせることできましたm(._.)m
毎日のように、会社帰りに寄って手伝ってくださるDIY大好き碓井さん、みわちゃん、ゆうやくん、まいちゃんありがとう
そして、もの決めも終盤にかかり、最後の最後、様々な決定事項に、旦那と揉めに揉め、荒れた一週間を過ごしました(笑)
家づくりには、デザインを重視する?機能性を重視する?様々な視点があり、そして家をつくる人やデザイナー、設計者の考え、感性、価値観も多種多様で、正解というものはひとつもありません。
簡単にいうと、好き嫌いの世界が多く、好き嫌いが一致しなくなると、正解がない分、対立したり歩み寄ったりしながら、妥協しないといけない場面も出てきます。
そんな時に、突然浜松からやってきた訪問者(笑)
小・中学の同級生 松本 憲くん。
けんくんも建築の仕事に携わるお友達で、
仕事のこと家づくりのこと話していたら、
「違う方向に、ものごとが進んだ時こそ、新しいことに挑戦できるってわくわくする!」っと、むかしから全く変わらない太陽みたいに底抜けに明るい笑顔で言われ、凝り固まっていた自分に恥ずかしさを感じつつ、スーパーポジティブシンキングになり(笑)
そして、週末にイベントで一緒だった木工家具職人の Hirosuke Maruyamaさん。
たくさんのおうちの現場を踏みながら、求めているものは人それぞれということを感じ、それを上手く引き出すために、お客さんに木の種類や質感、理解してもらうためのプレゼンツールをつくっていたり、お客さんと対話に対話を重ねたりしていている話。最後には、「何も言わず進めるくらいなら、正しい衝突は必ずした方がいいよ。」とアドバイスをいただきました。
何だか同業の同世代の考え方やレベルの高さに驚かされ、励まされ、建築ってコミュニケーションの仕事だったんだと今更気付かされました。
遅れてる30代の建築士(笑)と
実感した1週間でした…。とほほ。
解体の終わった現場では、大工さんが壁の下地造り、私たちのDIY作業は、砂壁落としです。
そして現場と並行して、おうちで使う細かいパーツや材料集めも、ピークに奔走しました。
リビングの中心に配置するカウンターに使うケヤキ板の製材にいったり。
お風呂で使う水栓金物は、床下からあがるものが日本製でなかなかいいものがなく、中国から激安で取り寄せ(笑)
そして実際バスタブにうまくあうかサンワカンパニーのショールームまで、現物確認にいったり。
連日悩まされていた室内窓にぴったりあう建具は、解体現場からひろってきた大工のTさんからいただけました
感謝ですm(_ _)m
私の働いてる会社、SHOEIは、メーカー品の決められた既製品ではなく、お客様の好きなもの含め、空間を構成する木材から家具まで、細部にまでわたってこだわりのパーツや材料を様々なところから集めてきます。
それは、面倒でとても億劫な作業なのですが、BOSSいわく、それこそがそこにでしかつくれないオンリーワンの空間をつくるのだとか。
この時の自分には、必死に集めてきた材料やパーツが一気にこの空間に配置されたとき、どんな風になるのだろうか、何度も何度も想像力をフル回転させても、恐怖でしかありませんでした(笑)
建築の仕事で、一番必要とされるのは想像力だなと実感しました。
夏に始まったおうちづくり。今年の冬はこの新しいおうちで過ごしています。
一年もそろそろ終わり。振り返ります。
まずは解体工事からはじまりました。
解体はあっという間でした。たった2日で終わってしまいました。
2階の自邸部分はスケルトン状態にしました。
天井内に隠れていた鉄骨梁やデッキプレートがあらわになり、和の空間から一気にインダストリアルな空間へ。
1階は、当分山梨に遊びに来てくれる家族や友達のためにゲストルームとして活用するので、ここは畳と砂壁等仕上げだけの撤去で、和のテイストを残したままリノベーションです!
おうちづくり、出来る限りDIYでやろうと考えましたが、本当に全て私がDIYでつくったら欠陥住宅になってしまう(笑)のと、今のおうちの家賃とローンの支払いダブルで始まることもあり、コストパフォーマンスや工期も考え、プロの大工さんに任せるところは任せ、一緒になってつくるところはつくるハーフセルフビルディング方式を採用しました。
解体は、砂壁やクロスなどの壁紙の撤去、鉄骨梁の錆取りは、DIY(それだけでも筋肉痛で死にそう( ;∀;))、その他は業者さんにお願いしました。
プロの大工さんには、ぐるめ横丁を一緒につくったときからのご縁で、とても信頼してるTさん(とてもシャイで顔出しNG笑)に入っていただきました。
Tさんは、プロの大工でもあり、飲食店経営者であり、社長でもあり。あらゆる立場に理解があり、その臨機応変で柔軟な姿勢にいつも助けられてきました。
(彼が代表を努める、倉庫をリノベーションした飲食店と事務所の複合施設、WOOD SHEDも山梨県甲府市里吉4丁目1−1にオープンしました。
倉庫にコンテナが入っていたり、木材が壁一面に貼られていたり、とにかく大胆でかっこいいインテリアなので、国産和牛のお肉もとても美味しいですので、
是非に遊びにいってみてください♪)
このプロとの共同作業やDIY作業は、とても勉強になります。
仕事には、お客さん、事業者、施工会社、設計者あらゆる立場があり、みんなそれぞれの立場で物事を考え、時にお互い理解ができず衝突することもあります。
ただ立場を超えて、共に汗をかき同じ作業をすると、相手がどんなに大変か、どんなことを考えているのか、どんな言葉をかわすよりも、ずっと相互理解が深まり、とても強い絆や信頼関係で結ばれていくような気がします。
思い返せば学生時代の部活動も、みんな仲良く絆が深まるのは、共同作業だったんだろうなと。
社会に出てすっかりドライな人間になってしまいましたが、今年の夏は甲子園に臨む高校生のような気分で乗り切りました。
【DIYでおうちづくり vol.3】
前のオーナーさんと面会のもと、不動産売買契約を締結し、物件を購入したのは7月21日のことでした。
前の所有者さんは80代と70代のご兄弟で、現在は神奈川と奈良にお住まいの方。
締結の日は、松本で暮らすもう一人の70代の弟さんもいらっしゃいました。
もともとは3男2女のご兄弟で、家の前に県道(北バイ)ができるはるか前、70年前に家族でこの元紺屋の地に移住してきて。
45年前、県道(北バイ)が開通するのに伴い、土地が削られ、現在の建物が誕生しました。
その後、兄弟は全国各地へバラバラとなり、ご両親がこの物件にずっと暮らしていたものの、ご両親が亡くなった後、10数年は、ずっと空き家になっていました。
今年の4月下旬にこの物件が売りに出され、私は早い段階で内覧をしていましたが、工事費がいくらかかるのか、ローンの審査は通るのか、様々な検討をしていたら、買う意思を明確にするのに、2ヶ月もの時間が経ってしまいました。
途中、価格の安さや県道前の立地ということもあり、不動産業者、個人投資家含め、何社かすぐに現金で即買いしたいというライバルもでてきました。
それでも前のオーナーさんや仲介をしてくださった70代の不動産屋さんは、私たちを優先的にずっと待ってくれていた。
それは何故だったのか。
そこには、たくさんの思い出残る実家を、これから何年も住み続けてくれる未来ある若者に託したいというオーナーさんの想いがありました。
不動産屋さんも、
口癖のように何回も言ってました。
『若者は宝なんだよ。先の短い老人にこの物件を売っても意味がない』と。
年々深刻化する山梨県の若者の人口流出。
目先の利益ではなく、
たくさんの人が地域のこと、まちのことを考えて、決断をしている。
若いというだけで、宝といってもらえるこのまちで、期待に応えられるように、この建物でしかできない楽しい暮らしをしようと改めて誓った契約のときでした。
帰り際、オーナーさんから
『次に墓参りにくるとき、おうちが完成しいてるのを楽しみにしているよ。そして私もいずれはおうちの前のお墓で眠るからね』と。
私のおうちの前はお墓ですが、
この地に生きた
たくさんの人に見守られている。
そう思うと急に心強い気持ちになるのでした。
ちなみにお隣さんは老人ホーム。
私の一生はこの場所で完結するかもしれません…(笑)
東京でのパーツ探しの旅の続き。
長く暮らすおうちだから、細部まで自分のお気に入りのもので埋め尽くしたいですよね
その中でも、特にポイントとなる主役級の家具を見つけることが大切と教えてくれたのは会社のBOSS!!!
そこで我が家のメインスターを探しに、まずはインテリアショップ巡りです。
ビビビッ♪
早速運命的に出会ってしまいました。
アメリカのヴィンテージランプ。
壁にうつりこむ、手の込んだガラスの模様と暖かい光がたまらない。
これを主役級のランプとして、リビングに飾ろう。(後のランプは控えめに。)
そして、狭い家だけども、
どうしても欲しいとこだわったカウンターキッチンに配置するスツール。
木とスチールの無骨なデザインが鉄骨造の我が家にぴったり
普通は内装を仕上げてから、家具を揃えていくという流れになると思いますが、
ポイントとなる家具を決めてそれが主役として輝けるようにインテリアを考えると、内装のイメージがぐっと具体的にそしてさっと早く固まることに気づきました。
でもこちらのヴィンテージランプ、
甲府に戻り、今住んでいるアパートでつけてみたら、あれれッ??
ここはクラブ??
夫とともに大爆笑。
ミラーボールみたいになってしまいました(笑)
果たして、新居にこのミラーボールを
かっこよく飾れる日はくるのでしょうか
何十年も暮らすことになる家だから自分のお気に入りで埋め尽くしたいですよね♡
おうちで使う細かいパーツを探しに、はるばる東京へ。
まずは玄関の扉。
毎日自分が気持ちよくお出かけできるよう、お客さんを気持ちよくお迎えできるよう、こだわっていきたい扉。
イギリスのアンティーク扉をたくさん輸入しているとあるお店へ行きました。
現在の物件の構造が2世帯住宅なので、2つの玄関扉が必要です。
塔屋の屋根の色(深緑)を生かしたいと考え、玄関の扉もグリーンテイストで、何枚かピックアップ。
悩むこと1時間。パステルグーリンの扉を2枚選びました。
そして扉は選んでからが大変。
ドアノブにしようか、引き手にしようか、鍵はどんな仕組みにする?この鍵はつけられる?この穴はどうやって隠そうか?
細かい金物の決定にかかること2時間(笑)
扉のデザインを生かすも殺すも、細かい金物のセレクトがとても大事だということを学んだ時間でした。
ヨーロッパでは、扉の色がはげてきたら、DIYで違う色に塗り直して何年も使うのだとか。
私の選んだパステルグリーンの色も少しはげていて、そんなはげている箇所からちらほら真っ青な色が!何ともいい味です。
住み続けて飽きたら、劣化したら、また思い切って違う色に塗ってみよう。
そんなことを考えてたら、思い切ってすんなり決めることができました。
おうちが完成したら、この扉に大きなリースを飾りたいな〜!妄想が広がります(笑)
皆さんお久しぶりです。あっという間に季節は過ぎて、甲府は暑い夏を迎えています。
この7月、とある物件を購入いたしました。
今までの人生で1番大きな買い物💓
いつ事故を起こすのかヒヤヒヤしないで済むチャリ通勤、代行知らずで呑める「まちなか居住」に憧れ、甲府駅から北へ徒歩10分ぐらい、北バイ沿いの物件を購入いたしました!
2世帯住宅と事務所からなる物件です。
日当たりの良さ、広々とした屋上とそこから見える愛宕山の風景がとてもお気に入りです。
お墓がありますから、ここに大きな建物が建つ予定も当分なさそうです。
8月3日より、ほぼほぼDIYで2階を自宅に改装する工事をスタートさせました。
友人、甲府で知り合った仲間、DIYに興味がある人に声をかけてみんなで完成させていきたいなって思っています。
今後の建築人生に向けて、いろいろなことに挑戦する実験住宅としたいと思っております(笑)
ちなみにこちらの物件、価格は500万!
空き家だらけの山梨県、夢と希望しかありません!
これからちょくちょくこちらのDIY情報を載せていきますね!
気づいたら、
日に日に甲府の冬も深まり、
年賀状にお歳暮に、バタバタ。
相変わらずせわしない年の瀬を
過ごしております。
すっかりご無沙汰
してしまいましたブログ。
たくさん話したいことがあるのですが、
どこから話していいのか、
訳が分からなくなるほど
報告事項がたまってしまいました。
(長くなります)
まずは先月、11月25日。
記念すべき32回目の誕生日を
迎えることができました。
お祝いのお言葉をくださった皆様、
ありがとうございました。
誕生日は、
開業日でもあった新しい職場R/SHOEIで、
BOSSとお友達のなおちゃんまゆちゃんに
束の間のお祝いをしていただきました。
2年前、
同じくなおちゃんまゆちゃんと
LOOFで過ごした
30歳の誕生日を思い出し。
あの時はこの世の終わりか
というくらいダークだった(笑)
我ながら、人生の好転っぷり
半端ないなと思いながらも(笑)
こうして同じ時間を共にして
年を重ねていけることに
心から幸せを感じました。
いつもありがとう。
そして
開業日でバタバタだったのに、
そんな時でさえ
心温まる会をしてくださる
BOSSには感謝感激で。
さらに前職の前職のBOSSも、
偶然甲府への出張が重なり
駆けつけてくださったり。
人との繋がりやいろいろな経験
を積み重ねてきて、今があることを
しみじみ実感した32歳でした。
ふぅ、すっかりおばさんです。
さて。
そんな32歳。
こんな32歳。
32歳を迎えるにあたって私には、
2つの大きな節目がございました。
まず一つが結婚。
かねてから
交際しておりました
小林巧さんと
10月8日に結婚式をあげ、
10月15日に入籍をいたしました。
たくみくんと
初めて出会ったのは、
2015年の2月。
以前ブログにも書きました
Bacchus Kofu Guesthouseの
破壊イベントで。
その後、ぐるめ横丁「かえるのより道」
のカウンターで恋に落ち(笑)。
去年の冬にプロポーズ。
ときに
意見や価値観の違いで
ぶつかることも
たくさんありましたが、
紆余曲折、
二人で乗り越えて
この日を迎えることができました。
結婚式では
中学・高校・大学
そして社会に出てから。
私の今までの歩みの中で
お世話になった皆さんが
集まってくださり。
皆さんが、
私たちの幸せを
自分のことのように
喜んでくれることが
とても嬉しくて。
結婚式は私の人生全てだ
そう思いました。
笑
この日の思い出は、
これから私の人生で
ずっと心の拠り所、立ち返る場所に
なると思います。
これでまた一つ、
ぐっと強くなれた気がします。
ご列席いただいた皆様、
お祝いのお言葉をくださった皆様、
誠にありがとうございました。
そして、もう一つの大きな節目。
10月26日付で
株式会社SHOEIに転職いたしました。
株式会社SHOEIは、創業56年、
甲府で古くから住宅を中心とした
設計・施工を営む会社で。
数年前からはRENOVATIONにも
力を入れており。
住む人が壁紙を変えたり、
床をはがしたり、
空間を自由に
カスタマイズできる
「県内初のDIY FREE APARTMENT」を
導入したり。
述べ100人の協力者を
総動員して、
DIYで一軒家まるごと
リノベーションをしたり。
いろいろと面白いことを
している会社です。
そして、
そんなSHOEIのRENOVATION文化を
発信する拠点として、
11月25日甲府の中心街に、
「R/SHOEI」が開業しました。
R/SHOEI Facebookページはこちら
https://www.facebook.com/Rshoei-188708421589460/?ref=bookmarks
もしよかったらご覧ください。
築70年もの古民家をRENOVATIONした
1階がレストラン
(旅するキッチンNaomi Camp)
とイベント(物販)スペース、
2階がオフィスからなる複合施設。
時間をかけて集めてきた
古き良きものが
あちらこちらに散りばめられていて。
(新しいカメラの使い方がわからず、
ほとんどピンボケ涙)
そんな空間で楽しむ
なおみさんの心のこもった
ワンプレート料理。
どれをとっても
想いと時間を重ねた
ストーリーがたくさんで。
そんな「R/SHOEI」で私は今
マネージャーとして
働いております。
私がSHOEIさんと出会ったのは、
去年の12月。
友人なおちゃんのおうちでもある
「DIYで一軒家まるごとリノベーション」
に参加したときでした。
DIYが面白かったことはもちろん、
完成後、なおちゃんのおうちの
広いリビングでは
よくホームパーティや
女子会が開催されていて。
みんなでワインを持ち寄ったり。
みんなでキッチンで料理したり。
ここに来ると、
「山梨っていいところだな」と
私がしみじみ感じる場所で。
私もこんな
人と人との温かいつながりの中で、
暮らしがしたいなと思い。
「村がつくりたい!」と
社長に相談していたら、
採用してくれました(笑)
そして、
ちょうどSHOEIさんへの転職が決まった頃、
今年の1月に退職した会社、アスラボから
ぐるめ横丁の現地管理人を
もう一度やらないかお誘いをいただき。
会社を退職して外から眺めてみて改めて。
億レベルのお金を甲府に投資して、
ぐるめ横丁を立ちあげたことや
何の実績もない
当時の私にその立ち上げを任せたことは
すごいことだったんだなとも思い。
責任を感じつつ、
そして恩返しも兼ねて、
もう一度引き受けることに
いたしました。
そして最近、
新潟や大分で
横丁を立ち上げるという
次世代のアスラボ担当者が
会いに来てくれ。
「青木さんのブログはバイブルです。
何回も読み返しました!」
って言ってくれた時は
本当に嬉しくて。
何気ない毎日、
視野が狭くなりがちですが、
私の想いがこの広い世の中の誰かに
ぐっっと届くことがあるかもしれない。
やはりブログは続けよう!
と固く決心し、今に至ります(笑)
そんなこんな
かなり盛りだくさんの
32歳・近況報告となってしまいましたが、
ここまで読んだくださった方、
誠にありがとうございました。
32歳、
大きな区切りを終えた新しいスタート。
私らしく
前向きに明るく突き進みます。
こんな私ですが、
今後ともどうぞ
よろしくお願い申し上げます。
ちょっと前のことになりますが、
先日、山梨英和大学の「山梨学」という講義で、
お話させていただきました。
こちらの「山梨学」という講義。
大学の学生さんが、
地元・山梨の観光資源と
その魅力への理解を深め、
積極的に発信していくことを
目指しているもので、
金融からジュエリー・地場産業まで、
多方面の分野にわたる方々が講師として
現場体験を語る授業となっております。
その中で、
私は「甲府市の地域課題」という項目の中で、
「甲府ぐるめ横丁の誕生ストーリー」について
お話させていただきました。
(詳しい内容は、前々回のコラム
山梨学院大学の「女性とキャリア形成」をぜひ!)
あとは「山梨の魅力」ということで、
最後の方にちょこっと
移住者から見た
「山梨の暮らし」の魅力についても、
言及させていただきました。
といっても…
東京にいた頃は、
暇さえあれば遊びに呑みに出掛けてましたが、
甲府に移住してからは、
本を読んだり、温泉つかったり、
たまに山登ったり、
自分と向き合う時間が圧倒的に増え、
あまり「消費」にお金を使わなくなった話や。
大好きなファストファッションの
ブランドが山梨になく、
2か月に1回ほど、
東京や御殿場アウトレットに
洋服の買い出しに行くのですが、
1日で買い揃えると決めると、
本当に自分が必要としているものだけを
買うようになり、
生活がすごくシンプルになった話とか。
要は、東京で生活していた頃と比べ、
収入は減るけれども、
無駄使いがなくなり、
むしろ十分幸せでストレスフリーな
生活が送れるということ。
結局はお金の話(笑)
最近、何を話してても、
最後はお金の話をしてしまうのです(笑)
しかも全く山梨にお金を落としていない話…
後から気付き、アワアワ。
こんな話本当に必要だったのだろうかと、
若干の後悔を感じつつ…
そして、
山梨の魅力を、
実際に見て聴いて歩いて探るということを
大切にしている山梨学。
講義後、改めて講義で学んだ場所を
巡るフィールドワークを開催。
たくさんの大学生の方々が、中心街を歩き回り、
ぐるめ横丁にも来てくれました。
このフィールドワークを実施する前にも、
「英和の学生さんが来たよ!」と
店主の方々からお聞きし。
何といっても、
30年もの長い間続くスナック
「さざん」のドアを開けた学生さんが
いたことには本当に驚き。
フィールドワークの後も、
ぐるめ横丁で実際に呑んで食べて
楽しんでくれる生徒さんもいて。
英和の学生さんの
自主性と行動力の高さには感服でした。
そんな学生さんの自主性と行動力。
その裏には、実は
この授業の面白い仕掛けがあります。
それは、この授業では
「自分の感じたことを、ハッシュタグ
#山梨学でSNSで発信すること」
を課題としていること。
今の大学生のSNSコミュニケーションツールは、
FacebookよりももっぱらTwitterですが、
Twitterで #山梨学を検索すると、
様々な場所に出掛けた生徒さんの写真がずらり。
※転載したTwitter画像は2016年6月21日時点のもの
発信をたくさんすると成績も良くなるとか!
主催されている杉山先生も
「インプットしたことを自分なりの言葉で
アウトプットすることが何よりも大切」
「実際に動くことが大きな一歩」と
おっしゃっていました。
う〜ん、今の自分にも響く言葉。
この授業を受けた学生さんが、
10年後、20年後、
山梨でどんな活躍をしているのか
心から楽しみです。
杉山先生、
貴重な機会と楽しい時間を
ありがとうございました。
今後、私も積極的に
#山梨学でつぶやいていきたいと思います。
(twitterのアカウントは@hiharu86です!
フォロー大歓迎!)
そして山梨が大好きな皆さんも是非、
「山梨の素晴らしいところ」を
「#山梨学」で学生さんたちに
お知らせしてみてくださいね〜
学生さんと思わぬ
コミュニケーションが始まるかも!
「将来おうちの庭には、
ツリーハウスを創りたい」
小さい頃から、
ずっと憧れていました。
好きな音楽かけて、好きなだけ本読んで、
好きなだけポテチ食べて、好きなだけ寝る。
俗世や人間界から離れ、
誰にも支配されないひとりっきりの時間。
そんな子供の頃、
絵本の世界の中
でしか知らなかったツリーハウス。
実際に一度、目でみて
楽しんでみたいなと
ふと思いたって、
先日のゴールデンウィーク
栃木県那須塩原にある
「Tree House Village」おだぎりガーデン
に遊びに行ってきました。
広大な那須高原の台地に
約20棟のツリーハウスが点在していて。
高さもいろいろ。
バルコニーもいろいろ。
デザインもいろいろ。
上がったり下がったり。
意味もなく、ぐるぐるぐるぐる。
疲れたらハンモックで爆睡。
そよ風がさらさら頬を撫でながら、
ハンモックをゆらゆら揺らし。
お腹がすいたら、
Village近くで食材を買い込み。
近くの道の駅(明治の森・黒磯)では、
アスパラガス・トマト・かぶ・ズッキーニ等々
色とりどりの旬なお野菜がたくさんあって。
そして
さすが牧場王国、那須!
自家製の乳製品や
ハム・ベーコン・チョリソー等々
肉製品もたくさん。
もちろんおいしいパン屋さんも発見。
NAOZOさん。
石窯で焼かれたバゲットは
パリパリのカリカリ。
そんな那須の大自然で育まれた
お野菜やお肉、パン。
串にざくざく刺して焼いたり、
スキレットでオリーブオイル
たっぷりに煮込んだり。
素材の味を楽しみながら、
山梨から持ってきたお気に入りのワインで
乾杯。
ワインは、
先日楽マスに呑ませていただいた
ダイアモンド酒造さんの
シャンテ・下岩崎甲州2015年。
こちらのワイン。
私が山梨に来てから呑んだ甲州ワインの中で
1番美味しいと断言できるくらい
めちゃくちゃ感激した特別なワイン。
甲州の苦みがなくて、
甘めの果実味が口の中に広がるとともに、
微発砲?のシュワシュワっとした感じが
そんな果実味をすっきりかき消していく爽快感。
きんきんに冷やして呑むと
爽快感が倍増で、
アウトドアにぴったりでした。
・・・・そして夜。
満天の星空を眺めながら、
うとうとしていた頃、
突然強風にあおられ
ツリーハウスがガタガタ。
恐怖の揺れを体験することに(笑)
そんな揺れの中で、
ふと思い出したのは仮面館のこと。
前日の夜、
宇都宮のとあるバーで出会ったお客さんに、
那須に行くと告げたら、
絶対行くといいよと教えてくれたのが
「仮面館」だった。
建物の内外にたくさんの仮面が
貼り付けられていておもしろい場所だと。
年中閉館だけど、ノックをすると
家主(創作者)が出てきて
中を見せてくれる。
そして、「1個仮面をください」と
言うと気軽にくれるよと。
調べてみるとVillageからも近く。
B級珍スポットに行くような軽い気持ちで
ふらっと立ち寄ったのですが。
茂みの中から覗く何万点もの仮面や
空き缶でつくられた兵士の人形たちが、
何とも不気味で。
作者の心の深い哀しみや
何かへの強い反骨心や激しい怒りを
いっぱい感じた気がして。
立っていられなくなり、
またこれ以上踏み込んでもいけない気がして
ノックも電話(入り口に電話番号が書いてあり)
もせず、その場を立ち去りました。
最近「アート」に
触れる機会も少なかったので、
こんなに自分の感情を重く深く
えぐってくるような体験は
久しぶりで。
作者は、
何故仮面をつくっているのだろう
仮面を通じて何を訴えたいんだろう
考えだすと止まらなくなり、
強風に揺られながら
眠れない夜を過ごすことになりました。
そして朝。
やぎの「メエェェ」という鳴き声と。
窓から差し込む木漏れ日
で目が覚め。
Village近くのホテル(フロラシオン那須)で
爽やかな早朝森林浴。
幼い頃思い出して、牛乳をたくさん呑んだ
朝ごはん。
どこを切り取っても絵になる
もはやトムソーヤが出てくるんじゃないか
と思えるような
美しいTree House Villageでした。
そしてこの広大なVillageを
たった一人で創り上げてしまったのが
おだぎりガーデンオーナーの
小田切さん。
何とご出身は甲府とのことで
不思議なご縁を感じました。
小田切さんは、
70歳にして那須へ移住。
友人から譲ってもらったという
古い電車を繋ぎ合わせて、
自分が住むための
住まいづくりからスタートし。
その後、
土地の広さが住居用だけでは勿体ないと想い、
キャンプ場経営を始め。
そして、73歳頃から
どこにも存在しないような
アウトドアの場所を作ろうと
一人でツリーハウスを創りはじめたとか。
最初は2〜3棟の予定だったのが、
楽しくなり現在では20棟近くの
ツリーハウスが敷地内に。
そして、
今もなおツリーハウスを
創り続けています。
設計図はまったく書かず、
空想の中で、大地に絵を描くような感覚で
木の中にツリーハウスが溶け込むように
創っているとか。
ツリーハウスを創り続ける小田切さんと
仮面を創り続ける仮面館の制作者。
私が那須で出会ったのは、
雄大な自然の中で、たった一人で
自分と向き合いながら
黙々と創り続ける人々の作品たち。
65歳で定年という概念もなく、
70歳・80歳明日死ぬというその日まで
永遠に作品を創り続けていくのだろう。
そんな自らの手だけで、
思うがまま考えたまま
何かを創り出せる
自立した業や生き方って
かっこいいなと感じました。
私が今までやってきたことは
いつだって「マネジメント」業だった。
対・会社、対・人と
調整や交渉を繰り返して、
毎日打ち合わせや電話で
しゃべくり倒して
一日が終わってく…
それはそれで、
皆で何かを創り出したとき、
達成感はあるし、
人と話すことが大好きな
自分の性格には向いている
と思っていたけど、
人間関係のストレスで
自分をすり減らしてきたことも事実。
ましてや情報も人も会社も集中する
東京にいれば、
マネジメントだけでずっと
仕事を続けられたかもしれない。
しかし、地方で生活することを選択した今、
「マネジメント」業は、
果たして必要とされているのだろうか。
それだけの業だけで、
ずっと長く生きていくことはできるのだろうか。
そんなことを考えているうちに、
一度はあきらめた建築の世界に
急に興味が沸いてきました。
建築学科だった大学生のあの頃、
同級生のつくる作品や発想のレベルが高くて
私には才能がないなと挫折を感じ、
不動産会社へ就職。
それでも
「青木さんに万が一何かあったとしても
食いぶちにだけは困らないよう
今のうちにいっぱい勉強しとけ!」
と上司に言われ、
寝る間も惜しんで勉強して
取得した1級建築士の資格。
7年にわたって不動産業界で経験してきたこと。
今ならもう少し違う形で建築という仕事に
向き合えるかもしれない。
全ての経験を無駄にしないためにも
もう一度建築の道を志そうかなと
考えるようになりました。
そんな働くことについて考える
きっかけをくださった
おだぎりガーデンの小田切さん。
お別れの時。
最後の言葉は、
「甲府全体によろしくね〜」でした(笑)。
もしご興味のある方いらっしゃったら、
ぜひぜひ遊びに行ってみてください。
甲府からは
中央自動車道と東北自動車道を使って
車で4時間弱。
途中宇都宮、益子、日光、大谷などなど、
栃木の魅力的な寄り道スポットも
いっぱい。
いつの間にか
大好きになってしまった栃木。
今日もまた心地よい
コーヒー(SHOZO COFFE)
の香りをかぎながら、
あの日のTree Houseの思い出に
浸ってます…
今年もあっという間に、
黄金の1週間「ゴールデンウィーク」が
過ぎ去っていきました。
夏日のような日差しに、新緑がゆったり揺れて、
まさに黄金の日々。
思わず裸足で外に
飛び出したくなるような毎日でした。
さてそんなゴールデンウィークはなかび、
5月7日の金曜日。
山梨学院大学の「女性とキャリア形成」
という講義で、
講演させていただきました。
こちらの「女性とキャリア形成」という講義。
山梨学院大学で
就職・キャリアセンター長も努められている
今井久先生が主催されている講義で、
学生さんのキャリア形成に役立ててもらうため、
醸造家さんや起業家、アナウンサーさん等々、
山梨県内の様々な業界で活躍する
社会人女性の方々がリレー方式で講演し、
各回の講師がどのような意識を持ってキャリアを
形成してきたかを学ぶ授業となってます。
(只今キャリア模索中の私が、
誰よりも1番受けたいよと思いつつ…笑)
もともとは女子学生のみを対象とする
講義だったのですが、
今年からは何と男性も受講できるようになり。
受講生の中には、男性が3割くらい?
思ったよりたくさんいて。
女性のキャリア形成には何よりも「男性の理解」
が1番大切だと思うので、
これは素晴らしい!と思いました。
私は去年も講演させていただいたのですが、
150人近い生徒さんの前で、
「人生初の大学での講義」ということもあり、
緊張で頭が真っ白になり手が震え、
支離滅裂気味の早口になり
90分授業が60分で終わってしまうという
大失態をしてしまい…
どこか穴があったらすぐさま入りたい
気分だったのですが…
その後、今井先生からいただいた
生徒さんの講義の感想文。
うっとりするようなきれいな字で、
A4用紙にびっしり感想が記されていて、
「へなちょこなりに私の想いが伝わっている」
と、1枚1枚感動しながら、
じっくりと読ませていただきました。
その感想の中でも特に多かったのが。
(講義の中で生徒さんから
質問があったのですが。)
「何故、大企業からベンチャー企業へ
転職したのか。」ということ。
「いい大学まで出てもったいないと思ったが
転職理由を聞いてどこか納得した。」
「いい会社に入ることが人生の最大ポイント
ではないことがわかった。」
「給与や大手だからという理由だけで
就職先を決めるのはやめようと思った。」
「誰もが憧れる人生よりも冒険心を持った
人生の方が楽しいのかな?と感じた。」
「自分は何をやっている時が幸せかを追求し、
自分なりの価値観を持ち、
自分らしい仕事を探していこうと思った。」
「自分がやりたいことをやり、
自分をしっかり持とうと思った。」
「就職活動中で悩みだらけだが、
周りに流されず自分の将来について
真剣に考えようと思った。」
「人に合わせたり流されることが
大きい悩みだったので、胸に響いた。」
「女性は仕事仕事にならなくても
良いんだと心が軽くなった」等々。
就職や将来にもんもんと
葛藤する大学生の皆さんに、
ちょっと先に社会に出て、
大手とベンチャー180°環境の違う会社
を経験したことで、
何か大きなヒントを与えられたのかなと
強く感じました。
そして次に感想が多かったのは、
「甲府ぐるめ横丁」の誕生ストーリーの中で、
「自ら甲府に住み、たくさんの人々に会った」
ということ。
「すごい。」「覚悟がある。」「積極的。」
「行動力がある。」等々。
嬉しい言葉が並ぶと共に、
「仕事では人脈を拡大し、
人との信頼関係を築いていくことが
大切ということがわかった」等々。
「人に会いに行く、人とつながる」ということに
興味を感じてもらえた印象がありました。
そして何より
柔道で日本一になった生徒さんに、
「根性がある」
と書いていただけたのには
意味もなく自信がつきました(笑)。
そんな去年の感想を受け、今年は。
まず経歴の話を拡大させていただきました。
「何故大手企業からベンチャー企業へ
転職したのか」
「大手企業とベンチャー企業での
業務内容や環境の違い、
プロジェクトの進め方の違い等々」
私が経験し感じてきたことを率直に
お話させていただきました。
そして「甲府ぐるめ横丁の誕生ストーリー」
についても
「私が山梨で出会ってきた魅力的な人々」
にフォーカス。
下記に書かせていただきます
皆さんの仕事や活動内容、
人となり、生き方、魅力
楽しかったエピソードについて
思う存分紹介させていただきました。
(勝手に話して申し訳ございません)
そして最後に今年どうしても
大学生の皆さんに伝えたかったこと。
それは「山梨で働くことや地方で働くことに
誇りをもって欲しい」
ということでした。
「何故私が山梨に残り
仕事を続けたいと思ったか?」
ぐるめ横丁のカウンターで一人呑んでいると、
突然隣に座った見知らぬお客さんから
「青木さんだよね?横丁つくってくれて
甲府のまちなかを変えてくれて
本当にありがとう」
と声をかけてもらったり。
「青木さんだよね?
本当によく頑張ってくれた!!
お疲れ様!!」
道ばたで突然、
見知らぬ方からねぎらいの握手を求められたり。
「えっ?何でこんな私が?」
正直自分自身戸惑いが隠せないほど、
甲府の人たちが
ぐるめ横丁の立ち上げに
感動し評価してくれることに
驚いたこと。
東京で私のプロジェクトの成功を
家族のように喜んでくれる人はいなかったし、
そして私自身エンドユーザーの
声に耳を傾けることはなかったということ。
競争の激しい東京で、
群衆に埋もれるただの丸の内OLだった私が、
今ではここ山梨で
大学の講義をしているということ。
それだけ地方には
たくさんチャンスが眠っているということ。
そんなことを熱弁させていただきました。
伝わったかな・・・?
今年も感想がとても楽しみです。
今井先生、今年も貴重な機会をいただきまして、
誠にありがとうございました。
講義後は、時間もあったので、
せっかくだからと想い、
大学生気分で構内を散歩しました。
キャンパス内にFM放送局があり、
生ラジオが流れていて。
さすがスポーツ校。
あきらかに体格が違うでしょという生徒さんが
ちらほら。
そして、中国・韓国・フィリピン等々。
留学生ともたくさん通りすがり。
国際色豊かで多様な大学だなと
感じました。
そして去年山梨学院大学で新設されたという
「国際リベラルアーツ学部(ICLA)」。
教授陣の85%が外国人で
授業は何と全科目英語とのこと。
全学生が、芸術、音楽から哲学、政治学、経済学
に至る幅広い分野を英語で学んだ上で、
自分のキャリア指向や興味に
相応しい専攻分野を決めていくカリキュラム。
約10年前、私が大学生の頃は、
「世間的な一流大学を卒業し、
名の通った大手企業に就職する」
決められたレールにのっかっていくこと
に何の疑いもしなかった。
私の場合、
4年前に父親が63歳という若さで亡くなり、
身近な人の早すぎる死が
自分の人生観を180°変え、
「果たして私の人生はこのままでいいのか」
と深く考えるきっかけになったが、
そのきっかけがなければ
ずっと世間の常識や周りの価値観に流され、
優越感や劣等感を感じたまま
幸せに生きることはできなかっただろうと思う。
だからこそ
「人生にはたくさんの選択肢がある」
ということを、これからも
出来る限りたくさんの大学生に
伝えていきたいと思うし、
山梨学院大学の「女性とキャリア形成」の講義や
国際リベラルアーツ学部のように
いろんな価値観や選択肢を教えてくれる
教育や学校が増えてくれればいいな
と心から感じました。
そしてちょこっと最後に。
こちらのICLA。
あの有名な建築家、
伊藤豊雄さんが設計したとか。
随分作風が変わったな〜
とファサードを眺めつつ、
中に入ってびっくり。
廊下を歩いているだけなのに、
たくさんの教室や部屋が
同時にどんどん視界に入ってきて、
この空間の抜け感が本当にすごい。
やはりただ者ではない人が
設計しているなという迫力でした。
と建築学科の大学生だったあの頃を
思い出して、
空間の批評をしてみるのでした(笑)。
突然やってきた春。
4月に入り、山梨県全域で桜が満開となり。
待ちわびていたかのように
外に出て浮かれ気分で花見する人たち。
そして、
あれよあれよ桜の花びらが散り出す頃、
今度は桃の花が開花。
目の前に広がる桃の畑が一瞬でピンクに染まり。
大好きな「くさ笛」には、
お母ちゃんが近くの山で採ってきたという
たんぽぽやふきのとうが並び。
そして信玄公祭りに、まちは大盛り上がり。
本当に春は突然やってくる。
そんな春。
皆が新しい未来に向かって歩き出す中、
私は、只今人生に血迷い過ぎて大混乱中。
「私、いったい何がしたいんだろう...」
甲府に移住してから、
自分と対峙する時間が増え、
いかに今までの自分の人生が、
他の人の意見や情報に流されてきたかを
身にしみる今日この頃。
自分で自分の人生を考える能力が私には
大きく欠落しているのだろう。
地に足つけて、
「私はこうやっていくんだ!」
自ら切り開いていければ、
地方の生活は本当に楽しめるのだろうな…
とそんなこと考えているうちに、
桜は一瞬にして葉桜になり、新緑となり、
春は、またたく間に去っていくのだろう…
季節よ、
私を置いていかないでくれ〜〜〜
そんなセンチメンタルな季節
ではございますが、
先日、ちまたではゲイの節句?
と言われる4月4日、
甲府をこよなく愛する友人、蔵人さんが
東京青山にスナック
「うつぼかずら」をオープンしました。
何とドリンクメニューには、
甲府ゲストハウスBacchusが
考案した「甲州ハイボール」や「山梨王」が!
東京の青山にて、
山梨愛溢れる素敵なスナックでした。
東京にいる皆さん、
もし山梨や甲府に遊びに
行ってみたいと思ったら、
まずは「スナックうつぼかずら」の門をたたき、
ぜひ蔵人さんに山梨のこと聞いてみてください。
山梨県民も知らないような
超ディープな
山梨の情報を教えてくれることでしょう。
そして本業?は恋愛コンサルタントだから、
「恋の相談」もお忘れなく…!!
月に一度、太陽と月が重なるときに起こる新月。
身体中にエネルギーがみなぎり、これから始まる「新しいこと」にワクワク・ドキドキ胸躍る時間。
そんな新月の夜。
甲府の横丁にある飲食店「OASIS」さんでは、「新月無尽」というイベントが行われています。
みんなでワインを持ち寄り、飲み比べをしながらわきあいあい料理を楽しむ会。
私も先日トートバッグにとっておきのワインを入れて、朝からワクワク・ドキドキ、浮かれ気分で参加してきました。
私の用意したワインは、春の訪れを感じる爽やかなワイン「HANAMIZUKI」。
大好きなワイナリー奥野田葡萄酒醸造さんが4月1日にリリースしたばかりのワインです。
そして、みんなの持ち寄ったワインたち。
やっぱり新月!ワインがもたらす奇跡が起こり始めます。
超レアなぶどう品種「小公子(しょうこうし)」のワインが2本だだかぶり?
と思いきや、ワイナリーさんによって味や余韻が全く違ったり。
「グラス1杯のワインで地球が変わります。」
インパクト大の壮大なメッセージがラベルに記されたこちらのワイン。
熱烈なファンが多く、発売と同時に売り切れてしまうという幻のワイン。
今まで体験したことのない味と香りの広がり、壮大な余韻。
山梨県北杜市の津金で造られているという「TSUGANE」。
(大事な写真が、ぶれぶれで悲しい…)
そして、そんなみんなの持ち寄ったワインについて懇切丁寧に説明してくださる方が!参加されていた「くらむぼんワイン」の野沢社長!
ワインの造り手さんから、直接お話を聞きながらワインを呑めるなんて何とも贅沢な時間。
そして、最後の方は、楽しくなって踊る人も(笑)?
エネルギーがみなぎりすぎ??恐るべし!!!新月効果(笑)!!!!
「ワインとワインを介した人との出会い」
が何ともディープで楽しいひとときでした。
イベントを企画している「OASIS」のオーナー小池さん。
小池さんのつくる独創的な野菜料理は、いつもおいしくてとにかく斬新!!
今回のワンプレート料理にも、
いちごにうどが絡まっていたり、鶏肉にパセリソースがかかっていたり...
見ているだけで楽しい1品でした。
小池さんいわく、
「野菜のおいしさは新鮮さがとにかく大切。新鮮なお肉やお魚はお金を払えば手に入るけど、野菜はそうじゃない。」と毎日農家さんのところへ通って野菜の仕入れをしているとか。
この野菜の美味しさは、生産地が近い「山梨ならでは」の美味しさなのだなとしみじみ。
そんな「OASIS」さんの美味しい野菜料理もたくさん食べられる「新月無尽」!
次回は5月7日(土)19時から!
ご興味のある方、ぜひ参加してみてください。
※「OASIS」さん Facebook ページ https://www.facebook.com/oasis.kofu/
そして甲府のまちなかでは、このような飲食店のオーナーさんやソムリエさん、醸造家さんが山梨ワインを始め、こだわりある国産・海外産のワインを紹介するワイン会がよく開催されてます。
さまざまな味のワインに出会い、自分のお気に入りのワインに気付くこのできる楽しい会です。
そして、気になったワインは、そこからワイナリーさんに訪問をし、実際にワイン造りの現場を見たり、醸造家さんのお話を聞くことができます。
私も甲府に移住し、たくさんのワイン会に参加するうちに、ワインが大好きになりました。
あの人と飲むならこのワイン、こんな日に飲むならこのワイン、この料理に合わせるならこのワイン、毎日楽しくワインをセレクトし、ワインは今や生活の一部です。
山梨ならではの「ワインのある暮らし」。
皆さんも、ぜひお気に入りのワインを探しに、「ワイン会」に参加してみてくださいね。
寒かったり、時折暖かかったり、でも、春です!
甲府盆地の桜もそろそろ終り、桃の花にバトンを渡したところです。
「今日は暖かいですね~!」と元気に挨拶すれば、「いやいやめちゃくちゃ寒いよ。」
と突っ込まれる今日この頃。
…??あれっ??… 何か体内温度がおかしくなっているみたいです。
温泉に入りすぎですかね(笑)
そうなんです!!
県土の78%が山岳地である山梨県。
山間部からまちなかまで、あちらこちらに温泉が湧き出ていて。
私の毎日の後部座席の必需品。
my・温泉セット(笑)!!
♨マークを見たら、10分でも15分でも、すぐに飛び込める準備万端。
私が暮らす甲府のまちなかにも、全国的に廃れ行く銭湯文化が色濃く残されていて。
しかも、源泉掛け流しの天然温泉も多く。かなりの贅沢。
家周辺に7軒もの銭湯があって、毎日今日はどこに行くかセレクトするのが本当に楽しみ。
一日の終わりは、あの文豪太宰治が毎日通ったということでも有名な喜久乃湯温泉。
昭和の面影残るレトロな雰囲気溢れた創業90年余りの温泉銭湯。
ぬるめから熱めまで温度が異なる4つの浴槽があって、
一番熱い浴槽でも長湯できる最高の湯加減。
身も心も本当に温まります。
そして、風呂上がりと言えば、やっぱりこれでしょ(笑)。
グググ~ッ!! コーヒー牛乳 一気飲み。
風呂上がり後も体はポカポカ、一日の疲れがとれてぐっすり眠れそう…
おやすみなさい。
そして、早朝7:00。
二日酔い残る、きつくてだるい朝の目覚め。
とりあえず、重い身体を銭湯まで。
う~ん、朝日が二日酔いに眩しすぎる。
山梨なのに、何故か草津温泉。
早朝6時から空いているこちらの銭湯。
戦前からある銭湯だとか。
朝一、爽快な朝日の下、露天風呂を独占。
室内には、高温風呂と中温風呂の浴槽があって。
ここの高温風呂、何と47°近く。
数分しか入ってられませんが、ピリリっというしびれる熱さで一気に目が覚めて。
そして大切な温泉後のパック時間(笑)。
この顔で歩いていると、銭湯に集う近所のおばちゃんたちに相当突っ込まれ。
おばちゃんたちにパックのお裾分けしてちょっと幸せな気分に(笑)。
今日こそ、「疲れてますね~大丈夫ですか?」なんて言わせない。
温泉で美活 がんばります!!
そして、さっぱり目が覚めた二日酔いの朝も。
やっぱりコーヒー牛乳一気飲みから。
おはようございます!!
みなさま、ごぶさたしています!青木はるひです!
今年もまた甲府のまちが芸術であふれる「こうふのまちの芸術祭」がはじまりました。
今年で7回目を迎えるこの芸術祭は、こうふの商店や、まちのなかで繰り広げられます。
毎年秋に開かれていたこの芸術祭、今年ははじめて春に開催しています。
http://kofuart.net/?month=201603
去年私が参加した様子を見ていただきたいので、こちらに去年アップしたブログを転載しますね!温度を感じてもらえたら嬉しいです
↓↓↓↓
たくさんの甲府の人々の想いが綴られた
「縁故節」を皆で踊りながら、
約2週間に渡る
「こうふのまちの芸術祭」
が終わりましたね~。
今年で第6回目を迎えるという
「こうふのまちの芸術祭」。
芸術祭の期間中(9/26~10/12)は、
銀座通り商店街を中心に、
甲府のまちなかの随所で、
アーティストさんによる作品の展示や
イベントが行われておりました。
その中で、私も兼ねてから興味のあった
BEEKさん企画の
「こうふのまちの一箱古本市」
に参加。
「一箱古本市」とは、
両手で持てる程度の大きさの「箱」に、
売りたい本を敷き詰めて、
1日だけ本屋の「店主」になるというイベント。
お家に溜まっていく本。
もう読み返すことがなくなった本。
そんな自分にとっては必要なくなった本たちが、
誰かのお役に立てたら素敵だなと想い、
出店いたしました。
自分の本を売るとは、
自分の過去をみせるみたいで
ちょこっと恥ずかしいのですが。
それでも
「新しい仕事を始めようか迷ってるんです~」
という方や
「山梨に仕事で引っ越してきたばかりで~」
という
かつての自分のような人が集まって来てくれて。
そんな方に、
自分の経験を伝えながら本を紹介し。
本を通じて、
かつての自分に出会ったような
不思議なひとときでした。
自分の経験が本を通じて
誰かの役に立てればいいな。
そして、私も自分の経験を語るほど、
読んだ本の分だけ
少しずつ歳を重ねているのだと実感。
そして最後に。
甲府のまちの芸術祭の期間中、
個性溢れるアーティストさんたちが、
甲府の夜のまちを
本当に楽しく賑やかしてくれました。
(BEEKさん・甲府のまちの芸術祭さんからお写真お拝借)
「甲府のまちの芸術祭」
「鑑賞」という受身な姿勢でなく、
「参加」という能動的な姿勢。
自ら祭りをつくっている一員になれたような。
この感覚。
すごく楽しかったです。
この祭りが内輪だけでなく、
どんどんパワーアップして広がっていくこと
まだまだこれからが楽しみです。
~~~~
と、いうことで今年も色々なイベントが盛りだくさんです。
こうふのまちをみてください!
はじめまして、こんにちは。
この度、甲府の暮らしを紹介するコラム「甲府ハルルン移住日記」を担当させていただくことになりました青木はるひと申します。
静岡県浜松市で生まれ育ち、只今山梨県甲府市で暮らす
自称「富士山の裏も表も知る女」31歳です。
どっちが裏か表かは、突っ込み勘弁で(笑)
忘れもしません。
私が甲府に初めて降り立ったあの日。
2014年4月9日。
私は、1棟のビルと出会いました。
それが「甲府ぐるめ横丁」の舞台となる「芳野ビル」でした。
昭和41年に甲府の中心地に建設され、かつてはスナック・飲食店が42店舗も軒をつらね中心街一の夜の賑わいを誇っていたビル。
しかし、時代の流れとともに店の数は徐々に減少し、この時はわずか4店舗のほぼ空きビル状態となっていました。
そこで私を待ち受けていたのは、
入社9日目にして、会社の社長からの運命の一言。
「ここに屋台村をつくろう。おまえが担当だ!」
そこから私の甲府ライフはスタートしました。
8月には住居を甲府にも構え、東京・甲府間を行き来する日々、
1日電話営業100件、あらゆるイベントや集まりに顔を出し、
毎日吞み歩き食べ歩き、たくさんの人に出会い、
プライベートなのか仕事なのかよくわからないまま
飲食店の誘致に奔走。
そして2015年5月15日、
地元の皆さんからのたくさんの応援とご紹介に支えられ、
芳野ビルは15店舗が集まる「甲府ぐるめ横丁」として生まれ変わりました。
現在、オープンして約8ヶ月。
夜遅くまで、会社帰りのサラリーマンや若い男女で賑わう
中心街の新たなスポットとして定着しつつあります。
そして何より
私にとって、横丁は応援し支えてくれた人々や大好きな仲間・友達に
いつも会うことのできるかけがえのない大切な場所となりました。
思えば
甲府に暮らし始めた当初、
職場は寂しいシャッター商店街、
友達も家族もいない見知らぬ土地な上、生粋の寂しがり屋であった私は、
毎晩あずさに飛び乗り、東京まで帰っていました(笑)。
それがいつからでしょうか。
まちなかを走り回るうちに、知り合いや友達が増え始め。
約束もしていないのに偶然まちなかで会って、
他愛もないくだらない話をする感じが心地よくなり。
これは人口の少ない地方都市でしか味わえないコミュニティ社会というか。
そして会う人会う人が、独特な特技や感性を持つ個性的なキャラの持ち主。
話していても全く飽きがこず、ついつい会話が弾んでしまい。
そしてそこに飾ることなく自然体で会話を楽しむ自分自身にも気づき、
いつからか「私にはこのまちがあうんだな」と感じるようになりました。
よく考えれば、多くの若者が大都会東京に憧れ飛び立っていく中、
「地方で生きる」ことを選択すること自体が、一つの「人には流されない」
独特で能動的な選択肢な気がします。
そして2016年1月。
私も甲府への本格的な移住を決意し、今働く会社を退職し、新たなスタートを
切ろうとしています。
今後どのような暮らしをしたいか、どのような生活を送りたいか、実は恥ずかしながらまだまだ模索中です。
このコラムでは、そんな私の迷いや葛藤も全てさらけ出した模索日記を書いていけたらと思います。
そしてそんな中で、私が山梨で出会ったおもしろい人々や食、居場所や暮らしをたくさん紹介していけたらと考えております。
もし今自分の生き方や都会での暮らしに迷い、地方への移住を考えている方がいらっしゃれば、ぜひ「自分らしい暮らし」を手にいれるため一緒に模索していきましょう。
それでは長文となりましたが、「甲府ハルルン移住日記〜自分探し編〜」のスタートとなります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。