ネクストステージへ
みずみずしいフルーツとともに乗り切った夏の思い出から半年。
2017年になって早2か月が過ぎ、もう3月はすぐそこ。春。
私は今、大分にいます。
あれよあれよと時は過ぎ、私は2児の母になりました。
実家のある大分に里帰りして3か月。
おかげさまで母子共に何事もなく産後1か月を迎えることができたので、ようやく甲府に戻る日が近づいてきました。
このコラムを書き始めた頃には甲府に友達も知り合いもいなかった私ですが、今では私や子ども達の帰りを「待ってるよー!」と言ってくれる人たちがたくさんいてくれて、
私は私ですっかり甲府が恋しくなっていて、
待ってくれている人がいて、帰る場所があるっていいなぁ、なんてしみじみありがたく思っています。
この冬で甲府に移住して2年。
気がつけば、
街を歩くと知り合いに出くわして手を振ったり、店先で立ち話したり、なんてことが結構日常になっていました。ほんのちょっと離れるだけなのに、甲府を離れる前には激励会と称して山梨の各方面で活躍するパワフルウーマンの面々が集合して持ち寄りランチ会を開いてくださったり、編み物仲間でランチに行ったり、転勤でもするのかい、とツッコミたくなる勢いでいろんな人と会ったりして、余計に離れるのが寂しくなりました(笑)。
一品持ち寄りランチ会の豪華さはメンバーだけじゃない。どれもこれも美味しくてクオリティが高くて、ちょっとした衝撃でした(笑)。
里帰り前に、家族でレストランボンマルシェにて最後のディナー。なかなか行けないけれど、いつ行ってもサービス・味ともに安心するレストランで大好きなんです、ここ。一人目の出産前にも「もうゆっくり夫婦二人で食事することもできなくなるかもしれないね」と最後のディナーをしました。私たちにとっては、子どもの成長や記念日を共に過ごしていきたいと思える貴重なお店。そして、このお店に来ている他のお客さんもこのお店のように安心できる方が多くて、店は人なり、と暖かな気持ちで最後の外食を締めくくり、懐は寒いが心はあったかな夜を過ごすことができました。
さて、2016年はすったもんだがたくさんあり、家族ってなんだろう、夫婦ってなんだろうと本当に真剣に悩んだり考えた一年でした(話すと長くなるので行間をお楽しみください…!)。でもそんな時もたくさんの人が相談にのってくれて、きついアドバイスもおもしろすぎるアドバイスももらえて、おかげで生きながらえることができました。本当にみんなに助けられて生きているんです。。
また、“主婦”という肩書きで委員の一員として参加することになった甲府リノベーションまちづくり構想策定委員会では、とにかく多くの刺激を受け、改めて甲府での「暮らし」や「未来」について考えるだけじゃなくて、行動する大切さを痛感しました。
こちらは2016年9月〜10月にかけて行われた、リノベーションスクール@甲府終了後の集合写真(撮影は同じく委員の土屋誠さん)。地元代表のサブユニットマスターとして参加。こんなにたくさんの人が甲府の未来を思って集まり、考え、行動しました。
委員のお一人で、Four Hearts Caféなどを経営されている大木さんの
「何がやりたいかではなく、何ができるか」
という重みのある言葉がずっと引っかかっていた2016年。
2017年、年子になる子ども二人を連れてどれだけ何ができるのか。
いつどこで人生が終わっても後悔しないように生きる、今年もその気持ちを忘れずに生きていきたいです。
赤ちゃんの退院の日、上の子を連れて迎えに行ったら、私が持ちきれない重い荷物を引きずりながら運んでくれて、帰りのタクシーでも「あっかぁ、あっかぁ」と言って触ったり乗っかったり。二人が愛おしくて涙が出ました。
これから何があっても強く生きていける。
二人にパワーをもらってネクストステージも頑張れそう。
心からそう思えました。
大変なこと、楽しいこと、子どもとのいろいろをここで再び綴っていきたいと思います。
今年もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします!