はじめまして、こんにちは。
はじめまして、こんにちは。
この度、甲府の暮らしを紹介するコラム「甲府ハルルン移住日記」を担当させていただくことになりました青木はるひと申します。
静岡県浜松市で生まれ育ち、只今山梨県甲府市で暮らす
自称「富士山の裏も表も知る女」31歳です。
どっちが裏か表かは、突っ込み勘弁で(笑)
忘れもしません。
私が甲府に初めて降り立ったあの日。
2014年4月9日。
私は、1棟のビルと出会いました。
それが「甲府ぐるめ横丁」の舞台となる「芳野ビル」でした。
昭和41年に甲府の中心地に建設され、かつてはスナック・飲食店が42店舗も軒をつらね中心街一の夜の賑わいを誇っていたビル。
しかし、時代の流れとともに店の数は徐々に減少し、この時はわずか4店舗のほぼ空きビル状態となっていました。
そこで私を待ち受けていたのは、
入社9日目にして、会社の社長からの運命の一言。
「ここに屋台村をつくろう。おまえが担当だ!」
そこから私の甲府ライフはスタートしました。
8月には住居を甲府にも構え、東京・甲府間を行き来する日々、
1日電話営業100件、あらゆるイベントや集まりに顔を出し、
毎日吞み歩き食べ歩き、たくさんの人に出会い、
プライベートなのか仕事なのかよくわからないまま
飲食店の誘致に奔走。
そして2015年5月15日、
地元の皆さんからのたくさんの応援とご紹介に支えられ、
芳野ビルは15店舗が集まる「甲府ぐるめ横丁」として生まれ変わりました。
現在、オープンして約8ヶ月。
夜遅くまで、会社帰りのサラリーマンや若い男女で賑わう
中心街の新たなスポットとして定着しつつあります。
そして何より
私にとって、横丁は応援し支えてくれた人々や大好きな仲間・友達に
いつも会うことのできるかけがえのない大切な場所となりました。
思えば
甲府に暮らし始めた当初、
職場は寂しいシャッター商店街、
友達も家族もいない見知らぬ土地な上、生粋の寂しがり屋であった私は、
毎晩あずさに飛び乗り、東京まで帰っていました(笑)。
それがいつからでしょうか。
まちなかを走り回るうちに、知り合いや友達が増え始め。
約束もしていないのに偶然まちなかで会って、
他愛もないくだらない話をする感じが心地よくなり。
これは人口の少ない地方都市でしか味わえないコミュニティ社会というか。
そして会う人会う人が、独特な特技や感性を持つ個性的なキャラの持ち主。
話していても全く飽きがこず、ついつい会話が弾んでしまい。
そしてそこに飾ることなく自然体で会話を楽しむ自分自身にも気づき、
いつからか「私にはこのまちがあうんだな」と感じるようになりました。
よく考えれば、多くの若者が大都会東京に憧れ飛び立っていく中、
「地方で生きる」ことを選択すること自体が、一つの「人には流されない」
独特で能動的な選択肢な気がします。
そして2016年1月。
私も甲府への本格的な移住を決意し、今働く会社を退職し、新たなスタートを
切ろうとしています。
今後どのような暮らしをしたいか、どのような生活を送りたいか、実は恥ずかしながらまだまだ模索中です。
このコラムでは、そんな私の迷いや葛藤も全てさらけ出した模索日記を書いていけたらと思います。
そしてそんな中で、私が山梨で出会ったおもしろい人々や食、居場所や暮らしをたくさん紹介していけたらと考えております。
もし今自分の生き方や都会での暮らしに迷い、地方への移住を考えている方がいらっしゃれば、ぜひ「自分らしい暮らし」を手にいれるため一緒に模索していきましょう。
それでは長文となりましたが、「甲府ハルルン移住日記〜自分探し編〜」のスタートとなります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。