山梨学院大学「女性とキャリア形成」で講演してきました

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今年もあっという間に、

黄金の1週間「ゴールデンウィーク」が

過ぎ去っていきました。

 

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夏日のような日差しに、新緑がゆったり揺れて、

まさに黄金の日々。

思わず裸足で外に

飛び出したくなるような毎日でした。

 

さてそんなゴールデンウィークはなかび、

5月7日の金曜日。

山梨学院大学の「女性とキャリア形成」

という講義で、

講演させていただきました。

 

こちらの「女性とキャリア形成」という講義。

山梨学院大学で

就職・キャリアセンター長も努められている

今井久先生が主催されている講義で、

学生さんのキャリア形成に役立ててもらうため、

醸造家さんや起業家、アナウンサーさん等々、

山梨県内の様々な業界で活躍する

社会人女性の方々がリレー方式で講演し、

各回の講師がどのような意識を持ってキャリアを

形成してきたかを学ぶ授業となってます。

 

(只今キャリア模索中の私が、

誰よりも1番受けたいよと思いつつ…笑)

 

もともとは女子学生のみを対象とする

講義だったのですが、

今年からは何と男性も受講できるようになり。

 

受講生の中には、男性が3割くらい?

思ったよりたくさんいて。

 

女性のキャリア形成には何よりも「男性の理解」

が1番大切だと思うので、

これは素晴らしい!と思いました。

 

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私は去年も講演させていただいたのですが、

150人近い生徒さんの前で、

「人生初の大学での講義」ということもあり、

緊張で頭が真っ白になり手が震え、

支離滅裂気味の早口になり

90分授業が60分で終わってしまうという

大失態をしてしまい…

どこか穴があったらすぐさま入りたい

気分だったのですが…

 

その後、今井先生からいただいた

生徒さんの講義の感想文。

 

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うっとりするようなきれいな字で、

A4用紙にびっしり感想が記されていて、

「へなちょこなりに私の想いが伝わっている」

と、1枚1枚感動しながら、

じっくりと読ませていただきました。

 

その感想の中でも特に多かったのが。

(講義の中で生徒さんから

質問があったのですが。)

 

「何故、大企業からベンチャー企業へ

転職したのか。」ということ。

 

「いい大学まで出てもったいないと思ったが

転職理由を聞いてどこか納得した。」

 

「いい会社に入ることが人生の最大ポイント

ではないことがわかった。」

 

「給与や大手だからという理由だけで

就職先を決めるのはやめようと思った。」

 

「誰もが憧れる人生よりも冒険心を持った

人生の方が楽しいのかな?と感じた。」

 

「自分は何をやっている時が幸せかを追求し、

自分なりの価値観を持ち、

自分らしい仕事を探していこうと思った。」

 

「自分がやりたいことをやり、

自分をしっかり持とうと思った。」

 

「就職活動中で悩みだらけだが、

周りに流されず自分の将来について

真剣に考えようと思った。」

 

「人に合わせたり流されることが

大きい悩みだったので、胸に響いた。」

 

「女性は仕事仕事にならなくても

良いんだと心が軽くなった」等々。

 

就職や将来にもんもんと

葛藤する大学生の皆さんに、

ちょっと先に社会に出て、

大手とベンチャー180°環境の違う会社

を経験したことで、

何か大きなヒントを与えられたのかなと

強く感じました。

 

そして次に感想が多かったのは、

「甲府ぐるめ横丁」の誕生ストーリーの中で、

「自ら甲府に住み、たくさんの人々に会った」

ということ。

 

「すごい。」「覚悟がある。」「積極的。」

「行動力がある。」等々。

嬉しい言葉が並ぶと共に、

「仕事では人脈を拡大し、

人との信頼関係を築いていくことが

大切ということがわかった」等々。

 

「人に会いに行く、人とつながる」ということに

興味を感じてもらえた印象がありました。

 

そして何より

柔道で日本一になった生徒さんに、

「根性がある」

と書いていただけたのには

意味もなく自信がつきました(笑)。

 

そんな去年の感想を受け、今年は。

 

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まず経歴の話を拡大させていただきました。

 

「何故大手企業からベンチャー企業へ

転職したのか」

 

「大手企業とベンチャー企業での

業務内容や環境の違い、

プロジェクトの進め方の違い等々」

 

私が経験し感じてきたことを率直に

お話させていただきました。

 

そして「甲府ぐるめ横丁の誕生ストーリー」

についても

「私が山梨で出会ってきた魅力的な人々」

にフォーカス。

 

下記に書かせていただきます

皆さんの仕事や活動内容、

人となり、生き方、魅力

楽しかったエピソードについて

思う存分紹介させていただきました。

(勝手に話して申し訳ございません)

 

  • 甲府ぐるめ横丁出店者の方々
  • 春光堂書店 宮川大輔さん
  • 得々三文会さん
  • 甲府ん!路地横丁楽会の皆さん
  • こうふ元気エージェンシー代表の土橋さん
  • DEPOT宮川史織ちゃんと建築家の鯉淵さん
  • 楽マスと楽ファミリー
  • 新田商店の新田さん
  • フォーハーツカフェさん
  • BACCUS KOFU GUEST HOUSEさん
  • 古民家LOOF 保要佳江ちゃん
  • へちまの皆さんと
    メイクアップアーティストの上田さん
  • フォークソングギターリスト まっちゃん
  • くさ笛とくさ笛のお母さん
  • 甲府のまちなかで飲み歩いた人々…

 

そして最後に今年どうしても

大学生の皆さんに伝えたかったこと。

 

それは「山梨で働くことや地方で働くことに

誇りをもって欲しい」

ということでした。

 

「何故私が山梨に残り

仕事を続けたいと思ったか?」

 

ぐるめ横丁のカウンターで一人呑んでいると、

突然隣に座った見知らぬお客さんから

「青木さんだよね?横丁つくってくれて

甲府のまちなかを変えてくれて
本当にありがとう」

と声をかけてもらったり。

 

「青木さんだよね?
本当によく頑張ってくれた!!
お疲れ様!!」

道ばたで突然、
見知らぬ方からねぎらいの握手を求められたり。

 

「えっ?何でこんな私が?」

正直自分自身戸惑いが隠せないほど、

甲府の人たちが

ぐるめ横丁の立ち上げに

感動し評価してくれることに

驚いたこと。

 

東京で私のプロジェクトの成功を

家族のように喜んでくれる人はいなかったし、

そして私自身エンドユーザーの

声に耳を傾けることはなかったということ。

 

競争の激しい東京で、

群衆に埋もれるただの丸の内OLだった私が、

今ではここ山梨で

大学の講義をしているということ。

 

それだけ地方には

たくさんチャンスが眠っているということ。

 

そんなことを熱弁させていただきました。

 

伝わったかな・・・?

今年も感想がとても楽しみです。

 

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今井先生、今年も貴重な機会をいただきまして、

誠にありがとうございました。

 

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講義後は、時間もあったので、

せっかくだからと想い、

大学生気分で構内を散歩しました。

 

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キャンパス内にFM放送局があり、

生ラジオが流れていて。

 

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さすがスポーツ校。

あきらかに体格が違うでしょという生徒さんが

ちらほら。

 

そして、中国・韓国・フィリピン等々。

留学生ともたくさん通りすがり。

 

国際色豊かで多様な大学だなと

感じました。

 

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そして去年山梨学院大学で新設されたという

「国際リベラルアーツ学部(ICLA)」。

 

教授陣の85%が外国人で

授業は何と全科目英語とのこと。

 

全学生が、芸術、音楽から哲学、政治学、経済学

に至る幅広い分野を英語で学んだ上で、

自分のキャリア指向や興味に

相応しい専攻分野を決めていくカリキュラム。

 

約10年前、私が大学生の頃は、

「世間的な一流大学を卒業し、

名の通った大手企業に就職する」

決められたレールにのっかっていくこと

に何の疑いもしなかった。

 

私の場合、

4年前に父親が63歳という若さで亡くなり、

身近な人の早すぎる死が

自分の人生観を180°変え、

「果たして私の人生はこのままでいいのか」

と深く考えるきっかけになったが、

そのきっかけがなければ

ずっと世間の常識や周りの価値観に流され、

優越感や劣等感を感じたまま

幸せに生きることはできなかっただろうと思う。

 

だからこそ

「人生にはたくさんの選択肢がある」

ということを、これからも

出来る限りたくさんの大学生に

伝えていきたいと思うし、

山梨学院大学の「女性とキャリア形成」の講義や

国際リベラルアーツ学部のように

いろんな価値観や選択肢を教えてくれる

教育や学校が増えてくれればいいな

と心から感じました。

 

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そしてちょこっと最後に。

こちらのICLA。

あの有名な建築家、

伊藤豊雄さんが設計したとか。

 

随分作風が変わったな〜

とファサードを眺めつつ、

 

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中に入ってびっくり。

廊下を歩いているだけなのに、

たくさんの教室や部屋が

同時にどんどん視界に入ってきて、

この空間の抜け感が本当にすごい。

 

やはりただ者ではない人が

設計しているなという迫力でした。

 

と建築学科の大学生だったあの頃を

思い出して、

空間の批評をしてみるのでした(笑)。